CBDからデジタル・デトックスまで― 2020年に注目したい9つのウェルネス習慣

CBD

大都市化に伴い人々のストレス値は上昇。解決の糸口が求められている

ますます進行する都市化に伴い、人類が日頃晒されるストレスの値も高まり、未だかつてないほどにウェルネスへのニーズが高まっています。そこで、今回は2020年にトレンドになるであろう、最新のウェルネス習慣についてご紹介します。きっと、あなたの人生をくつろいだ、健康的で幸福なものにしてくれる方法が見つかりますよ。

1.植物から生み出される薬―CBD

化学的に人間が作り出した処方薬と治療法が、医学を支配する――私達はそんな時代を生きています。代替医療について、考えてみたことはありますか?植物医学は、ホリスティックに、自然の力によって治癒をもたらすものとして、2020年以降急速に注目を集めています。

カンナビジオール(CBD)による治療法は、うつ、PTSD、不安障害、痛み、炎症、さらにはニキビに至るまで、さまざまな症状の治療に用いられています。またCBDは、統合失調症、発作、糖尿病の諸症状を緩和し、がん治療の副作用を抑制するという証拠も明らかになっています。

ではその魔法のような物質とは、一体何なのでしょうか? CBDには向精神作用はありませんが、医療大麻と同じような薬効があります。研究によれば、CBDは内因性カンナビノイドシステムに働きかけることが分かっています。

内因性カンナビノイドシステムとは、人間の身体調節機能であり、体の各部位にメッセージを送る神経伝達物質として働く自然発生分子で構成されています。カンナビノイドは、放出される神経伝達物質の数を調整させ、私達の細胞によって行われるメッセージの送受信や、処理にポジティブな影響を与えると言われています。

CBD商品には、オイル、クリーム、ピル、ベイプ、飲み物、グミ、チョコレートなど、さまざまな種類が出ています。

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2.シティ・ウェルネス・センター

国連の推定によると、2050年までには人類の68%が都市部に住むようになるそう。どうしてもリフレッシュが必要なのに、超高度化された大都市に生活していて、思い切って飛行機に飛び乗ってリトリートセンターやデトックスセンターに直行!なんてことができない場合は、都市部にあるウェルネス・センターを利用するのも一つの手かもしれません。

都市部に立地する健康施設=シティ・ウェルネス・センターは、健康的な生活を向上するための、様々な種類の癒しやデトックス施設、カスタマイズ化された健康習慣計画や、トリートメントを提供します。多くの施設が、人々の生活をよりゆっくりとくつろいだ、ストレスや不安感のない、リラックスした、幸せなものになるようサポートしてくれます。スパ、リラクゼーション施設、ヨガや瞑想スタジオ、統合医療的なもの、代替医療的なもの、機能主義的なもの、西洋的なもの、東洋的な医療の実践機関など、その種はさまざまで、「ここにいけば何でもできる」というタイプの施設か、一分野に特化した施設に分かれます。

シティ・ウェルネス・センターはまた、整体、エネルギーや直感のヒーリング、波動のヒーリング、没入的で感覚的な体験や、サウンドセラピー、呼吸法、スキンケア、アロマテラピー、光や電磁力波のトリートメント、酸素療法などを提供する施設もあります。栄養学や食事療法、アーユルヴェーダ医学、更にはヘルス・コーチ、統合医療の医者、経験を積んだ専門家によるサポートなど、こういった施設が提供する様々なサービスが、これからの超都市化された社会において健康的に生きるための重要な一側面となっていくでしょう。

3.DNA検査―――個別化された医療

DNA検査は、がんや、脳卒中、心臓病といった病気、そしてアルツハイマー病やパーキンソン病などの変性疾患に、どの程度かかりやすいかを検出できるという特徴があり、関心を集めています。さらにDNA検査は、人々が食習慣や栄養、ストレス、睡眠、家族計画、運動などからどのように影響を受け、そしてそれをどのように最善化できるのかを特定し、それぞれの人と、その家族の健康を改善するための個々の特性に合わせた方法を導き出すことができます。DNA検査の実施はより手頃な価格になってきており、科学が進歩し、技術も簡素化されていくことで、ヘルスケアや、予防的なケアのための価値あるツールとして、人々の健康的な生活のための、積極的なアプローチを更に可能にしてくれるでしょう。

4.インターミッテント・ファスティング

インターミッテント・ファスティング=断続的な断食は、老化や病気に対し、さまざまな効果をもたらすと言われており、より長く健康的な生活を送るための鍵であるということが、研究によって裏付けられてきています。研究によれば、インターミッテント・ファスティングは糖尿病や、心血管の病気を防ぎ、体脂肪を減らし、血圧を下げ、炎症を取り除くそう。さらに、細胞、組織、臓器がストレスや、老化に伴う病気に抵抗できるよう助け、変性疾患の発生と進行を遅らせるということも示されています。

しかし、なぜそんな効果が得られるのでしょうか?その答えは脂肪にあります。断食によって、グリコーゲンの蓄積が低下します。グリコーゲンがほとんど残っていないと、脂肪は血流に放出され、身体と脳のエネルギーに変換されます。結果を実感するには、12~24時間の断食が必要で、最も特筆すべき変化は、身体がケトーシス状態になる18時間の時点で起こります。きっと健康上のメリットを得ることができますよ。

5.睡眠

単に睡眠の優先順位を上げるのではなく、どのようにしてそれを達成し、またどのようにして発展的な方法で、睡眠を最大限活用していくか、ということが2020年のトレンドになりそうです。睡眠は、健康とウェルネスにとって核となる部分であり、人間の精神と肉体的な機能にとって、重要な価値をもっています。

睡眠効率の標準的な測定基準には、服装や寝具、照明、環境、体温、習慣、日常の行動やライフスタイル、健康習慣が含まれてきます。その他のメソッドとしては、空気の質、音の周波数、栄養補給、自身のクロノタイプや一日の生活リズムを調査するという方法もあります。
より科学技術に基づいた方法としては、電磁波に晒される回数を減らすこと、睡眠アプリや、パルス電磁界(PEMF)の利用といった方法もあります。

6.マインドフル・デジタル・ウェルネスとデジタル・デトックス

長時間、電子機器を使用することで、睡眠、ストレス、倦怠感、うつ、不安障害などが引き起こされる可能性があります。なにも、携帯電話や通信機器を捨ててしまう必要はありません。今年は、電子機器に囲まれた生活を非健康的だと単に非難するのではなく、こういった電子機器ともっとマインドフルに付き合っていこうという姿勢が、トレンドになりそうです。電子機器との健康的な関係を築き、そして自分がどの程度の時間それを使っているのか、把握しましょう。

ワークショップやトレーニングプログラムに参加したり、アプリを使って、通信機器の使用時間を調べたり、電子機器の使用について意識的になってルールを作り、時には電波を切断してみるのもいいかもしれません。デジタルな生活には、バランスが何より大事だと、多くの専門家が指摘しています。

7.エコセラピー

自然の中で過ごすことで得られるメリットは引き続き、2020年もトレンドになっていきそうです。それは何より、私達の都市化された生活によって、自然とのつながりが切断されていることが理由でしょう。自然は、私達の精神や肉体の健康に、癒しをもたらすということが研究によって示されています。

インドアなライフスタイルや行動習慣は都市化にはつきものですが、慢性的な病気や、社会的孤立、感情面の健康の低下、不安感や不幸感の原因となります。

グリーンセラピーやネイチャーセラピーとも呼ばれるエコセラピーは、自然と人間との関係に重きを置いています。エコセラピーは、血圧を下げたり、呼吸を深くしたりといった、人間の生理機能のバランスをとったり、落ち着かせたり、といった影響をもたらします。また、不安感や、憂鬱感、ストレスを取り除き、メンタルヘルスも向上させます。

エコセラピーの応用としては、自然の中での瞑想、森林浴、園芸セラピー、アニマルセラピー、自然の中での運動、生態の回復や自然保護活動もあります。

8.魂のウェルネス

人生の使命を見つけるということが、多くの人々にとって重要になってきていることに伴い、スピリチュアルな健康法も一層の人気を博してきています。自分自身とより深いレベルでつながるための経験や実践が、未だかつてないほどに求められているのです。

精神世界においては、この世にはより高い次元のパワーが存在するということが信じられています。特定の宗教を選択する、しないに関わらず、こういったスピリチュアリティに触れることで、より充実した人生を送ることが可能です。シャーマニズムや、チャクラバランス、リバーシング=再誕生(出生時の体験を再体験するもの)、シャドウワーク、エナジーヒーリング、数秘学といったようなホリスティックな療法は、自分自身と再びつながる道を求める人々への答えとして、人気が高まってきています。

9.氷風呂

氷風呂もウェルネス習慣として、人気が高まってきています。「アイスマン」として知られるウィム・ホフ、そして彼自身が開発した免疫システムを再活性化する「ウィム・ホフ・メソッド」が世界中から注目を集めています。レディ・ガガやマドンナといったセレブも、氷風呂の療法を取り入れている人物として知られています。

このトレンドは、寒冷療法が世に知れ渡ったことに伴って勢いを増してきました。寒冷療法では、摂氏マイナス110から150度という、極度に冷たい温度にさらされることで、異常な細胞を破壊し、筋肉痛と頭痛を再現して免疫機能を高めると言われています。病気の治癒のために冷たい水に浸かるという方法も、クナイプバス(熱いお湯に浸かりながら、その中を歩き、その後氷水に浸かる)と共に、1850年以降長い間ヨーロッパにおけるトレンドでした。

まだ冷たいシャワーの健康効果を味わったことがないという方は、ぜひ試してみてください。

出典:SCMP