CBDオイルを使ってかゆみが出ることってある?

CBDとお肌トラブル CBD

カンナビジオールはとても安全で、副作用のリスクが非常に少ないと多くの専門家が認識しています。しかしながら、数名の患者がCBDオイルを使った後にかゆみが出たと訴えています。これはCBDの副作用なのか、あるいはただの偶然の一致なのでしょうか?

この記事では、CBDオイルでかゆみが出ることはあるのか?という疑問にお答えします。

CBDでかゆみが出る?

CBDがこれほどまでに人気になった理由の一つは、副作用が一般的にはほとんど出ないからです。

2017年に発表された大麻とカンナビノイドについての研究概論では、CBDの安全性と副作用が調査されました。そして、同様の症状を治療するその他多くの薬と比較して、CBDは副作用プロファイルが好ましいものであると結論づけています。

この調査においては、確かに副作用は存在しており、最も一般的な、疲労感、下痢、食欲や体重の変化などが生じたとのこと。報告では、CBDオイルの副作用として、かゆみが生じる可能性は言及されませんでした。

しかしながら、英国の医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は異なる結果を発表しています。MHRAは、イエローカード・スキームというものを実施しています。このスキームでは、消費者が特定の医薬品やサプリメントを使った後、何か逆効果が起こった場合、報告できる機会を提供しています。

2019年の報告では、CBDオイルを使った後、発疹やかゆみが出たというケースが少なくとも2件ありました。1人の患者は、CBDを経口摂取し、じんましん、赤身、腫れ、激しいかゆみを伴う、重度の皮膚反応が生じたとのこと。もう一人の患者では、CBDを経口と塗布で使用した後、かゆみが出たと報告しています。

こういった症状に対する最も可能性の高い説明は、CBDオイルに対するアレルギー反応である、というものです。では、CBDオイルのアレルギーは、一体どの程度一般的なのか、そして他にも症状が出るのでしょうか?

かゆみやその他CBDオイルに対するアレルギー反応による症状

CBDオイルのアレルギーについては、わずかな情報しかありません。ですが、大麻全般に対するアレルギーの研究はあります。2013年に行われた、喘息・アレルギー・免疫学に関する学術誌における研究です。その研究では、大麻を使用した後に、過敏症やアナフィラキシーが生じるケースはあると結論づけています。

アナフィラキシーまたはアナフィラキシーショックは、激しいアレルギー反応のことです。気道の腫れ、呼吸困難などをもたらし、命にかかわる可能性もあります。そのほか、大麻のアレルギー症状としては以下のようなものが含まれます。
・のどの痛み
・鼻炎
・鼻詰まり
・喘鳴
・息切れ
・涙目
・腫れ

同研究はまた、大麻の高用量摂取は、喘息や気管支炎につながる可能性があると示唆しています。さらに、ヘンプ処理に携わる労働者は、呼吸器系に問題を生じる確率がより高いことも指摘されました。研究著者によれば、ほとんどの大麻アレルギーは、喫煙や、直接手で触れて扱うことに起因します。しかし、大麻入り食品(エディブル)を摂取することもまた、アレルギー反応を引き起こす可能性があると指摘しています。

AAAAI(アメリカアレルギー喘息免疫学アカデミー)は、大麻アレルギーは「マリファナを吸入、喫煙、触る、食べる」ことで発症する可能性があると述べています。また、過敏な人の場合は大麻の植物を触ることで発疹やじんましん、腫れが起こるとしています。

CBDはヘンプを含む大麻植物から抽出されるので、こういった大麻アレルギーがある人はCBDに対しても敏感であると考えるのは妥当でしょう。しかし、CBDオイルにアレルギーのある人の数と程度を明らかにするには、より一層の研究が必要です。

CBDオイルで肌に発疹ができる?

すでに述べたとおり、CBDが肌の発疹を引き起こすという報告があります。この副作用は、エピディオレックスと呼ばれるCBD薬において、より多くみられる可能性があります。

エピディオレックスは、FDAで完全に認可されている唯一のCBD薬です。したがって、科学者たちによる厳しい、潜在的な効果と副作用の調査が既に実践されています。そしてその処方情報では、エピディオレックスの一般的な副作用の一つとして発疹を挙げているのです。

さらに、この薬剤は肝臓に問題を引き起こす可能性があるとも述べられています。そのうちの一つの症状が、かゆみです。肝障害に含まれるその他症状には、以下のようなものがあります。
・食欲減退
・吐き気
・嘔吐
・熱
・倦怠感
・黄疸
・暗色尿
・腹部の右上部分の痛み

エピディオレックスやCBDの摂取後、こういった副作用が生じている方はすぐに医療機関に相談してください。

CBDオイルで目がかゆくなる?

目のかゆみも、一般的なアレルギーの症状です。花粉アレルギーでもよく目が赤くなったり、涙目になったり、かゆみが生じたりします。そのため、大麻やヘンプの花粉に接触する場合、こういった症状が出る可能性があります。

大麻を定期的に使用している人は、目の赤み、充血など、典型的な大麻の副作用に馴染みがあるかもしれません。しかし、これはCBDによるものではなく、大麻に含まれるTHCという中毒作用のある化合物によるものです。赤く充血した目は、THCが血管をリラックスさせ、拡張させることによって引き起こされます。また多くの人が、同じ理由で、マリファナは緑内障治療に役立つと信じています。

CBDオイルが目のかゆみを引き起こすことについて、信用に値する調査は見当たりませんでしたが、必ずしも起こりえないというわけではありません。

CBDとかゆみ:トラブルよりも症状軽減効果の方が多い

数名の人がCBDオイルを使った後にかゆみを報告しているものの、このアレルギー反応はごく一部の人にしか起こりません。実際、いくつかの研究では、CBDは乾癬や皮膚炎といった皮膚疾患によるかゆみを解決するということも示されています。

CBDは内因性カンナビノイドシステム(ECS)と相互作用することで体に影響を与えます。このシステムは、身体のほとんどの細胞に存在しています。専門家は、これが肌の細胞の成長と発育を調整し、免疫機能に影響を与えていると考えています。

内因性カンナビノイドシステムは皮膚の神経終末にも存在し、また痛みやかゆみなどの知覚をもつかさどっています。こういった効果は、カンナビノイド受容体(CB1、およびCB2)を含む多数の細胞受容体の制御下にあります。カンナビノイド受容体は、体内で自然に生成される内因性カンナビノイドと呼ばれる化学物質と結合することで活性化します。

CBDは主に、これらの内因性カンナビノイドの値を引き上げることで、内因性カンナビノイドシステムの機能を強化しているようです。そのため、CBDはかゆみも引き起こすというよりも、緩和する可能性の方が高いと考えられるのです。

ドイツの雑誌Der Hautarztに掲載された2006年の研究では、N-パルミトイルエタノールアミン(PEA)を、皮膚疾患に起因するかゆみのある22名の患者に試しました。この化学物質はカンナビノイドのアゴニスト(作用薬)であり、つまり内因性カンナビノイドシステムにある受容体を刺激します。その結果、22名の被験者のうち、14名のかゆみが減少。驚くべきことに平均軽減率は86.4%だったのです。

ただしこの研究は残念ながら、とても小規模なものですから、この結果が決定的であると断定するには、更なる調査が必要です。しかし、こういった予備的な発見は、CBDのアレルギーがなければ、むしろCBDはかゆみを解決するよう作用してくれる可能性を示していると言えるでしょう。

まとめ:CBDオイルでかゆみが出ることはごくわずか

CBDオイルは少数の消費者において、かゆみを生じる可能性があると言えます。この反応はCBDアレルギーや、その製品に含まれる他の成分への過敏反応によるものです。後者の場合、特に塗るタイプのCBD商品でかなり当てはまる可能性があります。なぜなら、そういった商品の方が、肌に炎症を引き起こす可能性のあるさまざまな成分を含有しているからです。

CBDスキンクリームの利用を考えている場合には、含有成分ができる限り少くて、すべて天然成分で作られた商品を使うことをお勧めします。これは特に、敏感肌や、他のアレルギーがある方において重要です。

また、どんなときでも、第三者機関による分析結果がウェブ上に掲載されている、信頼できるブランドのCBD商品を買うことをお勧めします。検査の行われていない商品は、汚染物質を含む可能性があり、かゆみなどの逆効果を生じるリスクを高めます。そして最後に、CBDを摂った後かゆみが生じたならば、すぐに使用を中止することをお勧めします。検査を行い、更なる助言を与えてくれるような内科医の予約を取りましょう。

出典:MarijuanaBreak