先日マスターズで優勝し、華麗な復活劇を見せたタイガー・ウッズがCBDガムを噛んでいたという噂から、CBDに関心を寄せるアスリートが増えつつあります。
CBDについてよく知るにはたくさんのリサーチが必要になりますが、ここではCBD商品を買おうとしている方のために簡単なアドバイスをご紹介しましょう。
CBDについての情報
商品に書かれている情報も要チェック!
第三者機関によって検査を受け、その検査結果をネット上で公表している商品を選びましょう。
これらの検査レポートには商品に含まれるCBD量が正確に表示され、また配合成分にTHCや有害な汚染物質が含まれないことを確認できます。
こういった分析証明書(COA)は少なくとも10〜12ヶ月以内に公認の研究所で検査が実施されたことを示していなければなりません。
消費者レポートによると、医療大麻を合法化した州では通常、農業・製造に関してより厳正な基準を適用しているので、消費者はこれらの州で生産された商品を求める傾向があります。
日本に正規輸入されているCBDオイルは、国の規定に準じたTHCフリーのCBD商品なので安心です。
またCBD以外の成分についてもチェックすることが大切です。
例えば、鎮痛のためのメントールや睡眠のためのメラトニンなど、一部の添加物は緩和したい症状に役立ちますが、中には予期せぬ薬物相互作用を引き起こす成分が含まれているかもしれません。(例えばカフェインは心疾患用の薬と相互作用します)
深刻な疾患を抱えている、またはすでに常用薬がある場合は、必ずCBDを摂り始める前に医師に相談してください。
適切なCBD摂取量を探ってみる
容器に含まれる全体的なCBD量ではなく、1回の摂取量に含まれるCBD量を調べましょう。
自分に適した量を見つけるには摂取量を調整しながら探るしかありません。5~10mgなど、少量からスタートしてください。
1度に30~50mgを必要とする人もいます。その効果をよりしっかり評価するためには、約1週間続けて商品を試すことをお勧めします。
商品タイプと費用
CBDにはさまざまな商品タイプがあります。
ガムなどの食用品や肌に塗るタイプの軟膏など、それぞれ体に吸収される経路や、活性化までの時間、効果の持続時間が異なります。
自分の生活スタイルや予算に合った方法を選びましょう。CBDが低濃度の商品は比較的安い傾向にありますがCBD商品は決して安くはありません。
しっかり商品情報を確認して、購入することが大切です。
【皮膚吸収】
CBDを直接口内から摂取することに抵抗がある場合は、CBDローションやCBDクリームがお勧めです。
塗るタイプのCBD商品は、皮膚の上層部にある受容体とのみ相互作用するので、塗布した部分だけに効果が表れます。
外用CBDは炎症を抑えたり、関節炎を緩和したり、という目的のほか、湿疹やニキビ、乾癬のために使用する人もいます。
どれほど早く効果が表れるかは吸収率によるので、その他成分にも注意しましょう。
水分が多いクリームや化粧水はより早く肌に吸収されます。(20〜30分)。
軟膏やバームなど油分が多い場合はより深く、より時間をかけて吸収されます(30~45分)。
【舌下吸収】
CBDオイルをドロッパーで舌下に落とし、飲み込む前に30秒ほどキープすることで、粘膜から素早く吸収することが可能になります。
舌下から吸収した成分の効果は15〜30分で感じられます。
CBDの草っぽい味が苦手の人向けに、フレーバー付きのオイルも多く販売されています。
・食用品
グミやチョコレート、コーヒーなどCBD入り飲食品は簡単に摂取できる上、CBDの味や香りも感じずに済みます。
飲食物は消化器官を通じて血流に入るため、最も効率的な摂取方法ではありません。効果を感じるまでに少なくとも30分以上かかり、吸収率も低くなることがあります。
水溶性の場合はより早く・簡単に吸収されますが、価格は高くなる傾向にあります。
・ベイプ
蒸気吸引はCBDを最も迅速に血流に取り込む方法で、約30秒ほどです。ベイプ機器はCBDリキッドが気化するまで加熱し、その蒸気を吸い込みます。
通常香りはなく、不安障害や不眠症を抱える人の間で人気の方法です。
吸引による副作用はCBD業界の中でもまだあまり研究が進んでいません。